菌類担子菌門 ハラタケ目 ハラタケ科
キンチャクタケ
Nidularia farcta (Roth. ex Pers.) Fr.
| 京都府カテゴリー | 要注目種 |
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 選定理由 | 小型のため発見するのが困難で情報が不足している。 |
|---|---|
| 形態 | 子実体は小型、径3～5mm、類球形。表面は剛毛に覆われ、クリーム色から淡茶色。殻皮は他のチャダイゴケ類と異なり成熟しても開口せず、不規則に裂開あるいは虫害を受け、レンズ状胞子塊を出す。 |
| 分布 | 愛知県岡崎市、滋賀県朽木村、京都府、アイルランド、北部ノルウェー、チリ、オーストラリア、タスマニア島、北アメリカ、中国大陸。 ◎府内の分布区域 吉田山（京都市左京区）、清水山（東山区）、稲荷山（伏見区）。 |
| 生態的特性 | 主にスギの小枝などの落枝上に発生する。 |
| 改訂の理由 | 稀産ではあるが、発生基質・環境とも減少要因はない。積極的に絶滅寸前種に挙げる要因に欠ける。 |
執筆者 吉見昭一（原文）、佐久間大輔（改変）
.gif)