種子植物
種子植物 スイカズラ科
種子植物 スイカズラ科
コウグイスカグラ
Lonicera ramosissima Franch. et Sav. ex Maxim. var. ramosissima
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 準絶滅危惧種 |
選定理由 | ウグイスカグラとは別種で、近畿でも自生地は数えるほどである。調査が不充分なため、このランクで掲載することにする。 |
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形態 | 山地に見られる落葉低木。高さ1~2mになる。枝は密に分枝する。葉は対生し、長さ2~6cmの卵形で、鈍頭から円頭、下面粉白。両面に細毛がある。春の終わりから初夏にかけて、葉腋に淡黄白色の花を2個ずつ付ける。花冠は漏斗状、先は浅く5裂する。苞は子房の1.5~3倍長。果実は径6~8cmの球形の液果、普通は2個が合着し、7月頃に赤く熟す。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)244、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)13 |
分布 | 本州、四国。温帯系の種類で、暖地では標高の高いところにはえる。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域。 |
生存に対する脅威 | 山地開発、道路の新設、拡幅。 |
必要な保全対策 | 稀少種であることの周知。 |
改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
その他 | 日本固有変種 |
執筆者 光田重幸