種子植物
種子植物 ハマウツボ科
種子植物 ハマウツボ科
ハマウツボ
Orobanche coerulescens Stephan ex Willd.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
選定理由 | 近畿だけでなく全国レベルでも稀少なものだが、府内の一部にはかなり安定した生育地がある。しかし近年その生存基盤は必ずしも安泰とはいえない。 |
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形態 | 寄生生活をする一年草。寄主はヨモギ類、とくにカワラヨモギが多い。茎は花穂を含めて高さ10~35cm、鱗片葉とともに生育初期には長い白軟毛がある。鱗片葉は黄褐色、狭卵形または皮針形で長さ1~1.5cm。5~8月に茎の上部に淡紫色の花を密に付ける。花冠は長さ約2cm。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)135、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)126 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域。 |
生存に対する脅威 | 海浜開発、踏みつけ、車の乗り入れ。 |
必要な保全対策 | 全国的に貴重なものであることを周知する。 |
改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
執筆者 光田重幸