種子植物種子植物 シソ科
シソバタツナミ
Scutellaria laeteviolacea Koidz.
| 京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
|---|---|
| 2002年版 | リスト外 |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
| 選定理由 | ホナガタツナミと混同されていることが多いが、真のシソバタツナミは府内では稀産で、確実な産地は数えるほどである。 |
|---|---|
| 形態 | 湿った林縁や岩上に生育する多年草。根茎は細くて横に這い、茎は直立して高さ5～15cm、上向きに曲がった短毛を密生する。地表近くでは茎の節間は短く、葉は茎下方に2～4対。葉は3角状卵形で、基部は切形から浅い心形、長さ1.5～4cm、幅1～2.5cm、曲がった毛が両面にはえる。葉裏に腺点があり、普通紫色を帯びる。葉先は鈍頭、鋸歯は丸みを帯びる。葉柄は長さ1～3cm。花冠は紫色、基部でほぼ直角に曲がって立ち上がり、長さ約2cm。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ（平凡社）77、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ（保育社）185 |
| 分布 | 本州（福島県以南）、四国、九州北部。 ◎府内の分布記録区域 南丹地域、京都市域、乙訓地区。 |
| 生存に対する脅威 | 森林開発、園芸採集。 |
| 必要な保全対策 | 稀少種であることを周知する。 |
| 改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
執筆者 光田重幸
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