種子植物
種子植物 シソ科
種子植物 シソ科
イガタツナミソウ(イガタツナミ)
Scutellaria kurokawae H. Hara, Scutellaria laeteviolacea Koidz. var. kurokawae (H. Hara) H. Hara, Scutellaria maekawae H. Hara var.kurokawae (H. Hara) Murata
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 準絶滅危惧種 |
選定理由 | 府内に産するかどうかはっきりしない分類群だったが、2002版レッドデータブック発行後に小さな群落が発見された。 |
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形態 | 丘陵部や低山のやや湿った林縁、湿地、棚田の土手、用水路脇に生育する多年草。茎は直立し高さ10~40cmで、節間は通常葉よりも長く、間延びしたような印象を受け、茎には開出毛が目立つ。葉は広卵形から卵形で、毛が多く、長さ1.2~2.5cm、鈍頭、鋸歯は丸みを帯び、両面にまばらに開出毛があり、腺点はない。花は6月、花冠は淡紫色、長さ約2cm、基部で直角に曲がり、下唇中央部には紫斑がある。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)77、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)185 |
分布 | 北海道、本州(福島県以南)、四国。 ◎府内の分布記録区域 京都市域(詳細不明)、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 道路の新設・拡張、道端の清掃、園芸採集。 |
必要な保全対策 | 稀少なものであることを周知する。 |
改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。道端に生えることが多く、清掃されて激減した事例がある。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 松岡成久、光田重幸