種子植物
種子植物 シソ科
種子植物 シソ科
ナツノタムラソウ
Salvia lutescens (Koidz.) Koidz. var. intermedia (Makino) Murata
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 準絶滅危惧種 |
選定理由 | 府内の自生地は局限され、見られなくなったところもある。 |
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形態 | 樹陰の岩がちのところにはえる多年草。茎は高さ約20~50cm程度。葉は対生し、羽状複葉で、小葉は先端の葉が大きく長さ約2~4cm、縁には粗い鋸歯がある。花期は6~7月、長さ1cmほどの濃紫色の唇形花。雄しべは2個あり、花の外に長くつき出る。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)81、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)168 |
分布 | 本州(神奈川県から近畿の太平洋側)。 ◎府内の分布記録区域 京都市域、山城地域(詳細不明)。 |
生存に対する脅威 | 植生の遷移、園芸採集。 |
必要な保全対策 | 稀少種であることを周知する。 |
改訂の理由 | 「選定理由」および「生存に対する脅威」に同じ。 |
特記事項 | 府内では石灰岩・緑色岩地に見られることが多く、遺存的なものだろう。 |
執筆者 光田重幸