種子植物
種子植物 オオバコ科
種子植物 オオバコ科
ウンラン
Linaria japonica Miq.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
選定理由 | 近畿では絶滅した自生地が多い。府内のものも、平成25年度に見た限りでは生育良好とは言い難い。随分減少している。 |
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形態 | 海岸の砂地になどに生育する小さな多年草。茎や葉は粉白色を帯びた緑色で、砂地を這うように生育する。葉は対生または3から4枚輪生で、長さ2cm前後の楕円形、葉柄はない。夏の終わり頃、枝先にキンギョソウに似た大きな黄白色の花を咲かせる。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)99、・原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)138 |
分布 | 北海道と本州(太平洋側は千葉県以北、日本海側は鳥取県以北)、四国(瀬戸内側)、サハリン(樺太)、千島、朝鮮半島、中国大陸東北部。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域。 |
生存に対する脅威 | 踏みつけや車の乗り入れ、海岸開発、ゴミの漂着。 |
必要な保全対策 | 自生地に、自動車の侵入を防止する保護区を設定する。 |
改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
執筆者 赤松富子、光田重幸