種子植物
種子植物 モクセイ科
種子植物 モクセイ科
ヤマトアオダモ
Fraxinus longicuspis Siebold et Zucc.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 府内の自生地は少ないにもかかわらず、雑木扱いで切られることがある。 |
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形態 | 山地にはえる落葉高木。高さ15~20mになる。マルバアオダモにくらべると、葉が大きいこと、小葉の数が多いこと、小葉の先が長く尾状に尖ること、小葉には長い柄が付くことで容易に見分けられる。4?5月に花冠のない花を付ける。雌雄異株。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)177、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)91 |
分布 | 北海道南部、本州、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域。 |
生存に対する脅威 | 伐採、森林開発。 |
必要な保全対策 | 稀少な樹木であることを周知する。 |
改訂の理由 | 府内に見られる樹木の中で、メグスリノキやカジカエデよりはやや個体数が多いと思われるが、紅葉や薬用の点でも目立たず、雑木として伐採されることがある。日本固有種であり、稀少なものであることを認識すべきである。 |
特記事項 | 府内では石灰岩や蛇紋岩地に遺存的に見られることが多い。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 光田重幸