種子植物
種子植物 ツツジ科
種子植物 ツツジ科
ヒカゲツツジ
Rhododendron keiskei Miq.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 府内では中古生層の岩場を中心に局所的に生育しているが、もともと個体数は少ないうえに、近年園芸目的の採集が見られる。 |
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形態 | 岩場に着生状にはえる常緑低木。高さは1~2m、若枝や葉柄、葉裏に円形の鱗状毛があり、とくに葉裏には密生する。葉は長楕円形で長さ3~8cm、枝先に輪生状に集まって付く。花冠は淡黄緑色、上側内面に緑色がかった蜜標があり、広漏斗形で大きさは5cm程度。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)130、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)175 |
分布 | 本州(関東以西)、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 南丹地域、京都市域。 |
生存に対する脅威 | 園芸目的の採集、道路の新設、拡幅。 |
必要な保全対策 | 生長が遅いため、採集されたり移植されると回復に時間を要する。生態系ごと保全するのが基本である。 |
改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
執筆者 光田重幸