種子植物
種子植物 タデ科
種子植物 タデ科
サデクサ
Persicaria maackiana (Regel) Nakai, Polygonum maackianum Regel
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 河川敷の氾濫原を中心に生育する種で、洪水が起こりにくくなったため自生地が減っている。 |
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形態 | 河川敷や撹乱を受ける湿地に見られる一年草。茎には下向きのとげがあり、葉は互生、葉身は細い矛(ホコ)形で葉柄がある。托葉鞘の上部は葉状に広がり、辺縁は歯牙状になる。花被は花弁がなく、5深裂する萼からなり、花期には白色で中部が淡紅色だが、結実時には中部より上が濃い紅色になる。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)20、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)305 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、アジア東部。 ◎府内の分布記録区域 南丹地域、京都市域、乙訓地区、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 湿地の遷移。 |
必要な保全対策 | 背の低い一年草なので、高茎草や多年草に覆われると、生存基盤を失う。 |
改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。一年草なので、個体数は年によって大きく変動する。経過観察が必要である。 |
特記事項 | 調査が充分ではないが、現状は絶滅危惧種以上のレベルである可能性もある。 |
執筆者 松岡成久、光田重幸