種子植物種子植物 ジンチョウゲ科
コガンピ
Diplomorpha ganpi (Siebold et Zucc.) Nakai, Wikstroemia ganpi (Siebold et Zucc.) Maxim.
| 京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
|---|---|
| 2002年版 | リスト外 |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
| 選定理由 | もともと府内の産地は少なく、酸性土の乾燥地を中心に分布しているだけであったが、近年では消失したところが多い。 |
|---|---|
| 形態 | 酸性土の乾き気味の草地に生育する落葉小低木。日当りを好む。枝は直立して叢生し、高さ50～80cm。枝、葉、花序には伏毛が密生し、冬期には地上20cmほどから上が枯れる。葉は紙質、長楕円形で長さ2～4.5cm、幅1～2cm、両端ともに鋭形または鈍形。葉柄はごく短い。花は両性で白色または淡紅色、枝の先に集まって付く。萼筒は長さ7～12mm、萼裂片は狭い卵形で長さ2～3mm。核果は長毛を密生し、宿存する萼筒に包まれる。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ（平凡社）81、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ（保育社）225 |
| 分布 | 本州（関東以西）、四国、九州、奄美諸島、台湾。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域、山城地域。 |
| 生存に対する脅威 | 草地植生の遷移。 |
| 必要な保全対策 | 草刈りが行なわれているところに残っている。 |
| 改訂の理由 | 「選定理由」および「生存に対する脅威」に同じ。 |
執筆者 光田重幸
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