種子植物
種子植物 カタバミ科
種子植物 カタバミ科
エゾタチカタバミ
Oxalis stricta L., Oxalis fontana Bunge
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 本種と思われるものの報告はあるが、カタバミやタチカタバミとの区別は微妙であり、なお調査不充分である。そのためこのランクで掲載することにする。 |
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形態 | 山地の林内や道端にはえる多年草。カタバミによく似ているが、茎が細く直立し、托葉が不明瞭で、地下茎は長く伸びる、花後の果柄が下向しないなどの違いがある。また、タチカタバミでは毛は葉の縁にあるだけで表面にはなく、托葉がはっきりしている。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)216、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)85 |
分布 | 北海道、本州(中北部)。北半球の温帯域に広く分布するとみられるが、詳細不明である。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域。 |
生存に対する脅威 | 山地草原や路傍にはえるもので、除草や遷移が脅威となる。 |
必要な保全対策 | 現時点では不明。 |
改訂の理由 | あまり注目されない種類であるが、奈良県のレッドデータブックには登録されており、今後注意すべきと考えてこのランクで取り上げた。 |
執筆者 山本義則、光田重幸