種子植物
種子植物 クロウメモドキ科
種子植物 クロウメモドキ科
クロウメモドキ(コバノクロウメモドキ)
Rhamnus japonica Maxim.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 石灰岩や緑色岩地帯を中心に分布しているが、まれである。見かけが地味な木であり、森林伐採とともになくなりやすい。 |
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形態 | 樹高3~5mの落葉低木。雌雄異株。樹皮は灰褐色。長枝の先端はとげになる。葉は単葉で倒卵形または倒披針形、対生ときに互生。葉の表面は濃緑色、裏面は淡緑色で、葉縁には低い細鋸歯がある。花は黄緑色で、葉腋に束生状に付く。果実は核果で直径6~7mmの倒卵状球形、黒熟する。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)51、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)252 |
分布 | 本州(関東以西)、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 全域。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採。 |
必要な保全対策 | 森林域で工事をするときには、事前調査を入念にする。 |
改訂の理由 | 「選定理由」で述べたことのほかに、スジボソヤマキチョウやミヤマカラスシジミなどの食草としても重要である。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 光田重幸