種子植物
種子植物 キンポウゲ科
種子植物 キンポウゲ科
タンナトリカブト
Aconitum napiforme H. Lev. et Vaniot
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
---|---|
2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 京都府が分布の東限であり、学術的に貴重である。生育地は少なく、個体数も限られている。 |
---|---|
形態 | 山地にはえる多年草。茎は高さ1m前後。葉は3全裂し、長さ幅とも5~15cm。花は長さ3~4cm、散房花序に付く。花柄には屈毛がはえる。花期は9~11月。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)64、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)211 |
分布 | 本州(京都府以西)、四国、九州、朝鮮半島南部、済州島。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域(詳細不明)。 |
生存に対する脅威 | 園芸・観賞用採集、遷移の進行。 |
必要な保全対策 | 比較的明るいところを好むため、遷移の進行を防ぐのが重要。 |
改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
特記事項 | シカが食べないため、個体数はほとんど変わっていない。「タンナ」とは済州島のハンラ山のことである。 |
執筆者 光田重幸