種子植物
種子植物 イネ科
種子植物 イネ科
ミノボロ
Koeleria macrantha (Ledeb.) Schult. et Schult. f., Koeleria cristata (L.) Pers.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 府内の分布は局所的で、多くの産地では個体数も少ない。 |
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形態 | 日当りのよい河原や草地などにはえる多年草。草丈20~70cmになり、茎は細くて硬く、全体に白色の軟毛が密生する。葉は長さ5~15cmの線形でざらつき、葉舌は長さ約5mm。花序は長さ5~15cmではじめは円柱形、開花すると横に開き小穂を密に付ける。花期は5~7月。小穂は長さ約5mmの扁平な披針形で、3個~5個の小花が付くが芒はない。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)120、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)344 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、ヨーロッパ、アジア、北アメリカ、アフリカ。暖帯から温帯に広く分布する。 ◎府内の分布記録区域 南丹地域、京都市域、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 草原の遷移、造成工事。 |
必要な保全対策 | イネ科植物は地味なので、調査を入念にする。 |
改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。近畿全体でも、個体数、産地ともに少ない。 |
執筆者 光田重幸