種子植物種子植物 カヤツリグサ科
ビロードテンツキ
Fimbristylis sericea (Poir.) R. Br.
| 京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
|---|---|
| 2002年版 | リスト外 |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
| 選定理由 | 近畿レベルでも稀少なものであるが、府内では丹後地域にかなりの個体数がある。その浜辺の一つに運動施設を造る予定があり、個体数や群落の減少が心配される。また、木津川河川敷に知られていた南部個体群は絶滅したと見られる。 |
|---|---|
| 形態 | テンツキ類には類似したものが多いが、本種は普通海岸部にはえること、茎葉全体にビロード状の毛が密生することにより、容易に識別できる。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ（平凡社）174、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ（保育社）233、f. 145: 4 |
| 分布 | 本州（関東・新潟以西）、四国、九州、沖縄県、台湾、中国、インド、マレーシア、オーストラリアの暖地。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、山城地域（絶滅）。 |
| 生存に対する脅威 | 海岸開発、車の乗り入れ。 |
| 必要な保全対策 | 近畿レベルで稀少なものであり、開発などにあたっては事前の調査を入念にする。 |
| 改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
執筆者 赤松富子、光田重幸
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