ナガミショウジョウスゲ（ナガミノショウジョウスゲ）

Carex blepharicarpa Franch. var. stenocarpa Ohwi

選定理由	調査が不充分で分布や個体数の詳細がわからないが、まれなものであることは確かである。近畿レッドデータブックでも取り上げられており、このランクで掲載することにする。
形態	ショウジョウスゲの変種で、果胞の嘴が長いタイプである。ホソミショウジョウスゲ（ツクバスゲ）とは別種で、それより大型で口歯の切れこみが浅い。
分布	本州。 ◎府内の分布記録区域　京都市域。
生存に対する脅威	開発行為。
必要な保全対策	タイプ産地として残っている場所は景勝指定地であり、当面のおそれは少ない。
改訂の理由	現在ではショウジョウスゲと区別しない考えもあるが、府内の産地は1か所であり、注意を喚起するためにあらたにこのランクで登録する。
特記事項	ナガミノショウジョウスゲとの呼称もあるが、「ノ」を入れないのが一般的のようで、『京都府改訂版レッドリスト2013』での発表名を変更する。
その他	日本固有変種

執筆者　光田重幸

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準絶滅危惧種 新規