種子植物
種子植物 シュロソウ科
種子植物 シュロソウ科
ツクバネソウ
Paris tetraphylla A. Gray
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
---|---|
2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | かつてはそれほど珍しいものではなかったが、近年見ることはまれになった。 |
---|---|
形態 | 落葉広葉樹林の林床にはえる多年草。高さ15~30cmの茎が直立し、鋭尖頭卵形の葉が4枚輪生する。花期は5~6月。花被片は萼片にあたる外花被のみで、4枚ある。雌しべの柱頭は4裂する。果実は球形で、黒く熟す。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)43、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)101、f. 73: 2 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域、京都市域。 |
生存に対する脅威 | 遷移の進行による暗化。 |
必要な保全対策 | 林縁や疎林にはえるもので、維持には適度の除伐が必要である。 |
改訂の理由 | かつてはそれほど珍しいものではなかったが、森林の遷移の進行や暗化によって、近年ではめったに見られなくなってきている。 |
特記事項 | 単子葉植物であるが、花が4数性であるのは珍しく、マイヅルソウなどとともに有名である。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 赤松富子、光田重幸