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種子植物 シュロソウ科
シライトソウ
Chionographis japonica Maxim.
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
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選定理由 | 府内の一部にはまだ普通に見られる地域もあるが、かなりの地域で大幅に個体数が減ってきている。 |
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形態 | 林縁や斜面、ときに明るい林床に生育する多年草。根生葉はロゼット状に出て、長楕円形または倒披針形で、長さ3~14cm、鈍頭からやや鋭頭、縁は細かい波状になる。梅雨前に花茎を上げ、花は花茎頂部に穂状に付く。花被片は6個あるが、下方の2個はごく小さい。蒴果は卵形から長楕円形で長さ3~4mm、種子は長楕円形で長さ2~3mm、一端に尾がある。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)27、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)153 |
分布 | 本州(秋田県以南)、四国、九州 、朝鮮半島南部。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域、京都市域、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 園芸採集、高茎草の繁茂。 |
必要な保全対策 | 園芸採集の自粛、適度の除草。 |
改訂の理由 | 「生存に対する脅威」および「選定理由」に同じ。 |
特記事項 | 雑草が茂りにくい花崗岩地の斜面などに残っていることが多いが、逆に目立つので採集されることが多い。 |
執筆者 光田重幸