種子植物種子植物 オモダカ科
ウリカワ
Sagittaria pygmaea Miq.
| 京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
|---|---|
| 2002年版 | リスト外 |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
| 選定理由 | 水田随伴植物としてかつてはそれほど珍しいものではなかったが、現在ではかなり自然度の高い水田でないと見ることができない。 |
|---|---|
| 形態 | 水田や休耕田などに生育する抽水性の多年草。葉は根生し、広線形または先がやや広くなるさじ形、長さ4～18cm、幅3～10mmでやや厚みがあり、全縁、鈍頭。花茎は高さ5～20cm、雌雄異花で、下方には雌花が付き、上方には雄花が付く。果実は集合果で、種子は扁平、長さ約5mm、とさか状の突起のある翼が発達。水に浮いて移動する。秋に走出枝が伸び、地中に直径3～6mmの塊茎をつくって越冬する。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ（平凡社）1、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ（保育社）398 |
| 分布 | 本州、四国、九州、沖縄県、東アジアの温帯から亜熱帯域。 ◎府内の分布記録区域 全域。 |
| 生存に対する脅威 | 除草剤の使用。 |
| 必要な保全対策 | 休耕田などで見られるものの保全を考える必要がある。 |
| 改訂の理由 | 「生存に対する脅威」および「選定理由」に同じ。 |
| 特記事項 | オモダカの幼葉期は本種に酷似しているので、注意が必要である。 |
執筆者 松岡成久、赤松富子
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