種子植物
種子植物 サトイモ科
種子植物 サトイモ科
ウラシマソウ
Arisaema thunbergii Blume subsp. urashima (H. Hara) H. Ohashi et J. Murata, Arisaema urashima H. Hara
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 新規 |
---|---|
2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 林縁や明るい林内にはえるもので、近年遷移が進んで暗くなったり、園芸用の採集で消滅したところが多い。 |
---|---|
形態 | 山地の林縁や明るい林床にはえる多年草。草丈は40~50cm、葉は2枚(ときに1枚)、小葉は鳥足状に分岐し、多数ある。花期は4月から5月、偽茎先に肉穂花序を付け、仏炎苞は暗紫色。花序から付属体が細長いひも状に伸び上がり、途中から垂れ下がる。果実は液果で、赤く熟す。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)131、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)200、g. 135: 1 |
分布 | 北海道南部、本州、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 全域。 |
生存に対する脅威 | 園芸採集、森林の暗化。 |
必要な保全対策 | シカは食べないが、園芸採集は減らない。生育の遅いものだけに、自粛が必要。 |
改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
その他 | 日本固有亜種 |
執筆者 光田重幸