種子植物
種子植物 キク科
種子植物 キク科
ヤマザトタンポポ
Taraxacum arakii Kitam.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧(NT) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種B |
選定理由 | 府内の産地は非常に少ない。最近はほとんど見られなくなっている。 |
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形態 | 花は黄色。総苞外片は狭卵形から長楕円状卵形、先端は尾状で小角を欠き、その辺縁には乾膜質の部分があって綿毛が多い。 ◎参照 原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)14、f. 4; 14 |
分布 | 本州(近畿、中国)、四国。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域。 |
生存に対する脅威 | 草地の遷移、除草剤の使用、雑種化の進行。 |
必要な保全対策 | 典型的なものが見いだされれば、系統保存を考える段階である。 |
改訂の理由 | 2002年版レッドデータブックにもれていたものの一つである。今では全国的な稀少種となっている。 |
特記事項 | 府内にキビシロタンポポ(ヤマザトタンポポと同種という説がある)またはオクウスギタンポポにあたるものを産することは確実であるが(中丹地域)、詳細がわかるまでしばらく保留する。ヤマザトタンポポも、ケンサキタンポポとの異同の判断に問題を残している。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 赤松富子、光田重幸