種子植物
種子植物 ツツジ科
種子植物 ツツジ科
シャクジョウソウ
Monotropa hypopithys L.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 新規 |
---|---|
2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 過去には府内のほぼ全域から点々と自生地が知られていたが、近年ではほとんど見られない。 |
---|---|
形態 | 赤土系の尾根などの痩せ地にはえる腐性植物で、葉緑素をもたない。ギンリョウソウにやや似ているが、全体淡黄色で、数個のうつむいた花を付ける。咲き進むにつれ花は徐々に上向きとなり、結実すると果実は立ち上がるように上を向く。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)6、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)235 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、東アジアの各地。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、京都市域、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 減少した原因は不明であるが、落ち葉の堆積による富栄養化が関係しているのかもしれない。 |
必要な保全対策 | 落ち葉を除去し、風通しをよくする。 |
改訂の理由 | 近年はほとんど見られなくなった。減少した理由は不明であるが、落葉は森林に厚く堆積し、本種が生えるような痩せ地が少なくなっていることと関係しているのかもしれない。 |
特記事項 | かつてのイチヤクソウ科は、現在はツツジ科に編入されている。 |
執筆者 赤松富子、光田重幸