種子植物種子植物 タデ科
ネバリタデ
Persicaria viscofera (Makino) H. Gross, Polygonum viscoferum Makino
| 京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 新規 |
|---|---|
| 2002年版 | リスト外 |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
| 選定理由 | かつてはそれほど珍しい植物ではなかったが、遷移が進んで現在ではほとんど見られなくなった。 |
|---|---|
| 形態 | 原野や山地路傍にはえる一年草。節間に粘つく帯状の部分がある。総状花序は細い穂状で、直立し、萼片は淡紅色から緑白色、長さ約2mm。痩果は3稜形で、長さ1.5～2mm。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ（平凡社）22、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ（保育社）309 |
| 分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 全域。かつては南丹地域以南でよく見かけられたが、現在ではほとんど見られない。 |
| 生存に対する脅威 | 遷移の進行、造成工事。 |
| 必要な保全対策 | 一年草であるため、発芽初期に草に覆われると生長できない。 |
| 改訂の理由 | 各分類群で減少が著しい原野生植物のひとつであり、府内でもほとんど見られなくなっている。 |
| 特記事項 | 山地の造成地跡に見られることもあるので、注意が必要である。 |
執筆者 光田重幸
.gif)