種子植物
種子植物 アオイ科
種子植物 アオイ科
カラスノゴマ
Corchoropsis crenata Siebold et Zucc., Corchoropsis tomentosa (Thunb.) Makino
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 以前は普通に見られた植物であるが、いつのまにか見ることがまれになった。ときには町中の公園に姿を現すこともあるが、ラセンソウと同様に見られなくなることが危惧される。 |
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形態 | 道端や畑にはえる一年草。茎は高さ30~90cm。全草に星状毛が多い。葉は互生し、長さ2~7cm、幅1.5~3.5cmの卵形。花は葉腋に1個ずつ付き、黄色で直径1.5~1.8cm。花弁は5個。萼片は線状披針形で反り返る。雄しべは10~15個あり、その間に雄しべより長い仮雄しべが5個ある。蒴果は長さ2.5~3.5cmで細長い。種子は茶褐色、長さ約2.5mm、表面に横しわがある。花期は8~9月。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)239、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)70 |
分布 | 本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 全域。近年の都市部周辺の情報は不充分。 |
生存に対する脅威 | 結実前の刈り取り、除草剤の使用。 |
必要な保全対策 | 一年草であるから、種子散布前に刈り取るとすぐに減少する。 |
改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
特記事項 | 以前はシナノキ科に入っていた。 |
執筆者 光田重幸