種子植物
種子植物 アブラナ科
種子植物 アブラナ科
コイヌガラシ
Rorippa cantoniensis (Lour.) Ohwi
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧(NT) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | かつては水田域や河川氾濫原にまれでなかったが、近年は見かけることもまれになった。 |
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形態 | 休耕田、氾濫原などに生育する一年草(越年草)。高さ10~40cmになる。葉は下方に付くものは柄があり、羽状に深裂し、長さ10cmまで、茎上部のものは柄がなく、羽状に中~浅裂する。花はすべて腋生で、直立し、果実は円柱形または長楕円形から広線形、長さ6~10mm、幅1.5~3mm。種子は小さく卵形。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)136、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)183 |
分布 | 本州(宮城県以南)、四国、九州、東アジアの暖帯から温帯。 ◎府内の分布記録区域 南丹地域、京都市域、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 除草剤の使用、氾濫の消失。 |
必要な保全対策 | かつての氾濫原などで造成工事後に出現することがあり、注意が必要。 |
改訂の理由 | 「選定理由」に同じであるが、2002年版レッドデータブックでもれていたものの一つでもある。 |
執筆者 光田重幸