種子植物
種子植物 ヤナギ科
種子植物 ヤナギ科
キヌヤナギ
Salix schwerinii E. L. Wolf 'Kinuyanagi', Salix kinuyanagi Kimura
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 日本には雄株しか知られておらず、花材として使われることから朝鮮半島からの渡来説もあるが、自生していた可能性もある。それらしい場所は府内には限られており、このランクで掲載することにした。 |
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形態 | 葉は披針形から狭披針形、若いときは両片が外方へ巻く。葉の下面に銀白色の絹毛が密生する。枝はやや太くて、密毛がある。花芽は接近して付き、雄穂は径1.5~2.0cm。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅰ(平凡社)43、原色日本植物図鑑 木本編Ⅱ(保育社)320 |
分布 | 栽培のものを含めれば本州(中部以西)、四国、九州、朝鮮半島。 ◎府内の分布記録区域 乙訓地区。よく栽培されるため自生か不明であるが、中丹地域、南丹地域、京都市域からの標本もある。 |
生存に対する脅威 | 土地造成、伐採。 |
必要な保全対策 | 挿し木繁殖が容易であるため、系統保存を図ることが必要。 |
改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
特記事項 | 三重県でも絶滅危惧種になっている。ネコヤナギと同様に花材に使われる。 |
執筆者 近藤和男、澤田徹