種子植物
種子植物 ニシキギ科
種子植物 ニシキギ科
ムラサキマユミ
Euonymus lanceolatus Yatabe
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 府内では花背峠以北の積雪地帯に分布し、個体数はもともと少なかったが、近年では見ることがまれになった。花や実を付ける個体はきわめて少ない。 |
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形態 | 低山の広葉樹林の下にはえる斜上性の小低木。葉は対生し、長さ7~12cmの披針形から長楕円形で先端が尖り、無毛で中央脈が目立ち、縁には細かな鋸歯がある。葉脇から下垂性の花柄を出し、直径8mmの暗紫色の花を付ける。果実は直径8mmの球形、赤く熟し、5裂すると赤い仮種皮に包まれた種子が現れる。花期は6~8月。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)36、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)267 |
分布 | 本州(主に日本海側)、九州北部。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域。 |
生存に対する脅威 | シカの食害(調査不充分)、森林伐採。 |
必要な保全対策 | 広範囲に点在するため、保全対策は難しい。岩場にはえるものは優先的に保全策を講じるべきである。 |
改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 山本義則、赤松富子