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種子植物 ススキノキ科(ワスレグサ科)
ノカンゾウ
Hemerocallis fulva L. var. disticha (Donn ex Ker Gawl.) M. Hotta, Hemerocallis fulva L. var. longituba auct. non (Miq.) Maxim.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |

選定理由 | 府内ではもともと稀少で、産地は数えるほど。絶滅したと見られるところもある。 |
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形態 | 外来種であるヤブカンゾウに似ているが、根茎は短く、花は一重である。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)31、 |
分布 | 本州以南に点々と分布していると見られるが、ベニカンゾウ型との異同の判断が不充分であり、確定できない。朝鮮半島から中国大陸北部に分布している。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域(現状不明)、南丹地域、京都市域(絶滅に近いが、詳細不明)、乙訓地区、山城地域。 |
生存に対する脅威 | 草地の遷移、造成工事、園芸採集。 |
必要な保全対策 | 稀少種であることの周知、自生地の草刈り。 |
特記事項 | 湿りがちの田の畔や堤防に残存しているのが普通で、草刈りが行なわれないと高茎草に覆われ消滅する。 |
執筆者 近藤和男、赤松富子