種子植物
種子植物 ラン科
種子植物 ラン科
クロヤツシロラン
Gastrodia pubilabiata Sawa
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 花期以外はアキザキヤツシロランとの識別が難しく、府内の分布は充分に調べられていないが、南部地域に少数分布していることは確定した。 |
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形態 | 竹林などにはえる多年性の腐生植物。花期に茎は高さ2~3cm。花序は短縮し、茎頂に数個の花が束生状に付く。茎は果期には著しく伸び、20~30cmになる。花は9~10月に咲き、汚紫褐色。アキザキヤツシロランとくらべ、よく開く。唇弁に毛がある。果実期にアキザキヤツシロランと区別するのは難しいが、クロヤツシロランのものはやや赤みがかった褐色であることが多い。 |
分布 | 本州(関東以西)、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 山城地域。 |
生存に対する脅威 | 踏みつけ、造成工事。 |
必要な保全対策 | 自生地を囲うなどして立ち入りを制限。 |
改訂の理由 | 府内に産することが確定したため。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 光田重幸、澤田徹