種子植物種子植物 ヒルムシロ科
ツツイトモ
Potamogeton pusillus L., Potamogeton panormitanus Bivona
| 京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 新規 |
|---|---|
| 2002年版 | リスト外 |
| 環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類（VU） |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
| 選定理由 | 乾燥標本にするとイトモと区別することは困難という事情はあるが、府内ではこれまではっきり認識することが難しかった。丹後地域に産することが近年確定したので、このランクで載せることにする。 |
|---|---|
| 形態 | イトモに似た多年生の沈水植物。沈水葉は線形で鋭頭、托葉は筒状。花期は7～9月。花茎は長さ1.5～2cm。花穂は上下2段に分かれて付き、5～7mm。秋に枝先に長さ1.5～2cmの越冬芽を形成する。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ（平凡社）12、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ（保育社）415 |
| 分布 | 北海道、本州、四国、九州、ヨーロッパ、北アメリカ。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域。府内全域に産する可能性はあるが、標本から確定するのは困難。 |
| 生存に対する脅威 | 池沼の開発や埋め立て、水の富栄養化、外来水草の繁茂。 |
| 必要な保全対策 | 稀少種であることを周知する。外来水草の除去も必要。 |
| 改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
執筆者 赤松富子、光田重幸
.gif)