種子植物
種子植物 トチカガミ科
種子植物 トチカガミ科
トリゲモ
Najas minor All.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 近畿に分布するものは別種のオオトリゲモとされ、過去の情報はその小さいものを誤認した可能性が高いとされる。乾燥標本にすると、良好な標本でないとオオトリゲモとの区別は困難である。分布上は近畿の東西に広く見られるものであり、近畿に現存する可能性は残されている。注意を喚起するため、このランクで掲載する。 |
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形態 | オオトリゲモとくらべて小さく、葉の長さ1~2cm。雄しべの葯室は1室である。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)18、 |
分布 | 本州、四国、九州、沖縄県、旧世界の暖帯から温帯。 ◎府内の分布記録区域 情報不足である。 |
生存に対する脅威 | 池沼開発、河川改修、水質の富栄養化、外来水草の繁茂。 |
必要な保全対策 | 水草であるため、保全対策はかなり困難。確定産地が判明すれば、上記の脅威を排除するのが最良。 |
改訂の理由 | 「選定の理由」に同じ。 |
執筆者 光田重幸