種子植物
種子植物 タデ科
種子植物 タデ科
ヒメタデ
Persicaria erectominor (Makino) Nakai
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 分類上の区別が難しく2002年版レッドデータブックでは保留されたが、近年研究が進み、府内のものも注意が必要と判断される。 |
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形態 | 河川の氾濫原やときには湿地、水田域にはえる一年草。イヌタデの小さなものに似ているが、花被は淡紅色または緑白色(アオヒメタデと呼ばれる型)で、花は夏に咲く。ホソバイヌタデにくらべて全体小型、花被に腺点がない。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)23、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)312 |
分布 | 本州。 ◎府内の分布記録区域 京都市域。 |
生存に対する脅威 | 植生の遷移、除草剤の使用。 |
必要な保全対策 | 河川沿いで工事が行なわれたときには、発見に努め、見つかれば系統保存が必要。 |
改訂の理由 | 京都府内から報告があった稀少種であるが、2002年版ではもれていたもの。 |
特記事項 | 近年関東から、新種エドガワヒメタデが記載された。近畿のものとの異同の判断が問題になる。普通のタデ類と異なり、花は初夏から夏に咲くため、調査には注意が必要。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 光田重幸