種子植物
種子植物 スミレ科
種子植物 スミレ科
ツルタチツボスミレ
Viola rhizomata Nakai, Viola grypoceras A. Gray var. rhizomata (Nakai) Ohwi
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 日本海側の標高800~1,700mの豪雪地帯に生育するが、今まで京都府には記録がなく、2013年に新たに生育が確認されたが個体数は少ない。 |
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形態 | タチツボスミレに似ているが、葉は光沢があり基部は切型、茎は地表を這って節から根を出し、つる状に茎を伸ばし新株をつくる。花は5月中旬。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)251、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)56 |
分布 | 本州(山形県から島根県)。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域。 |
生存に対する脅威 | 園芸採集、植生の遷移。 |
必要な保全対策 | 選択的な除草。 |
改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
特記事項 | 草姿が似ているためタチツボスミレの変種とする見解もあるが、タチツボスミレとは生態や形態が異なるため独立種と考える。生育地は標高500mのスギ植林地の林床である。 |
執筆者 山本義則、赤松富子