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種子植物 ブドウ科
ウドカズラ
Ampelopsis cantoniensis (Hook. et Arn.) Planch. var. leeoides (Maxim.) F. Y. Lu
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 近畿の北限にあたる産地であり、個体数もわずかである。 |
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形態 | 蔓性落葉樹で、木に這い登る。巻きひげの先は2分する。葉は大型で、柄を含めて全長12~30cm、2~4対羽状に複生し、最下の羽片はさらに3出する。小葉には長さ2~10mmの柄がある。小葉身は卵形、楕円形ないし長楕円形、長さ3~10cm、先は尖り、基部は狭くなる。縁にはまばらな低い両面とも無毛で、脈上にだけ短い毛がある。花は6~7月に咲き、小さくて黄緑色、径2~3mm。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)60、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)241 |
分布 | 本州(紀伊半島以西)、四国、九州、沖縄県、台湾。 ◎府内の分布記録区域 山城地域(相楽地区)。 |
生存に対する脅威 | 造成工事、樹木の伐採。 |
必要な保全対策 | 住民や工事関係者への周知。 |
改訂の理由 | 2010年に府内で初確認された。個体数はわずかである。 |
特記事項 | 奈良県に産することは古くから知られており、小鳥が種子を運んだと考えられる。 |
執筆者 光田重幸