種子植物
種子植物 イネ科
種子植物 イネ科
コゴメカゼクサ
Eragrostis japonica (Thunb.) Trin.
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
選定理由 | 府内に記録はあるが、近年はまったく見られない。 |
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形態 | 河川の氾濫原などにはえる一年草で、茎は叢生し、高さ50~120cm。葉身は長さ6~20cm、幅2~6mm。葉舌は高さ0.5mmで、上縁は細裂。円錐状花序は多くの小枝を分け、微細な小穂が密生する。小穂は長さ1.3~2.2mm、幅1~1.2mm、紅紫色。包頴はほぼ同型で長さ0.5mm、護穎は長さ0.7mmで内頴は護穎よりわずかに短い。花期は9月。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)105、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)330 |
分布 | 本州、四国、九州、沖縄県。 ◎府内の分布記録区域 京都市域(淀川流域)。 |
生存に対する脅威 | 河川植生の安定化。 |
必要な保全対策 | 河川流域で工事が行なわれたときなど、埋土種子から再生していないかチェックが必要。 |
改訂の理由 | 2002年版レッドデータブックからもれていた種の一つで、近畿でもまれなものである。 |
特記事項 | 大阪府高槻市などでは、河川工事後に確認されている。 |
執筆者 光田重幸