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種子植物 カヤツリグサ科
ツクシカンガレイ
Schoenoplectus multisetus Hayas. et C. Sato
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
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選定理由 | 2004年に新種記載されたもので、環境省の指定はまだであるが、全国的に稀少である。 |
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形態 | 日当たりのよい溜池、沼地、湿地などに抽水生または陸生の大型の多年草。長い横走根茎を持ち、1.5~5cmの間隔で有花茎を立ち上げる。茎(有花茎)は高さ50~130cmになり、直立し、横断面は鋭3稜形、平滑、カンガレイよりも軟らかい。 ◎参照 日本カヤツリグサ科植物図譜(平凡社)686-687 |
分布 | 本州、九州、南西諸島。 ◎府内の分布記録区域 京都市域。 |
生存に対する脅威 | 湿地の改変、埋め立て。 |
必要な保全対策 | 工事関係者に周知するシステムが望まれる。 |
改訂の理由 | 2002年版レッドデータブック以降に新種記載されたもの。府内の確定産地は、わずか1か所である。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 松岡成久、光田重幸