種子植物
種子植物 カヤツリグサ科
種子植物 カヤツリグサ科
ハタベカンガレイ
Schoenoplectus gemmifer C. Sato, T. Maeda et Uchino
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 2004年に新種記載されたもので、全国的に稀少である。 |
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形態 | 湿地や河川、溜池などに生育する抽水性または沈水性の多年草。カンガレイ、ヒメカンガレイ、ツクシカンガレイなどに似るが、流水域では線形の沈水葉を発達させ、冬期も常緑。溜池でも沈水形で常緑のものを見ることがある。 ◎参照 日本カヤツリグサ科植物図譜(平凡社)674-675 |
分布 | 本州、四国、九州、朝鮮半島南部。 ◎府内の分布記録区域 南丹地域。 |
生存に対する脅威 | 池沼の改変・改修・埋め立て。 |
必要な保全対策 | 工事関係者に周知するシステムが望まれる。 |
改訂の理由 | 2002年版レッドデータブック以降に新種記載されたもの。府内の現存地は、わずかに一地域のみである。 |
特記事項 | 京都府の産地は原記載論文に載っているが、その地のものはすでに絶滅した。 |
執筆者 松岡成久、光田重幸