種子植物
種子植物 カヤツリグサ科
種子植物 カヤツリグサ科
クロハリイ
Eleocharis kamtschatica (C. A. Mey.) Kom. f. reducta (Ohwi) Ohwi
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種B |
選定理由 | 近畿でもまれな植物であり、府内から近年の報告はない。 |
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形態 | 通常海岸近くの湿地にはえる多年草。長い匍匐根茎があり、しばしば群生する。茎は長さ20~50cmで、この仲間としてはやや大型。小穂は芽生しない。痩果は広倒卵形で、柱基は熟して乳頭状にふくれ、痩果とほぼ同長。柱頭は二岐する。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)172、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)228 |
分布 | 北海道から九州、東アジア北東部、アラスカ、カナダ。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、京都市域。 |
生存に対する脅威 | 湿地開発。 |
必要な保全対策 | 見かけは地味な植物であり、稀少な植物であることを気づかれにくい。工事関係者に周知するシステムが望まれる。 |
改訂の理由 | 2002年版レッドデータブックでもれていた種の一つである。 |
執筆者 光田重幸