種子植物
種子植物 ラン科
種子植物 ラン科
シロテンマ(ヒメテンマ)
Gastrodia elata Blume f. pallens (Kitag.) Tuyama
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 新規 |
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2002年版 | リスト外 |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧ⅠA類(CR) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 2002年版レッドデータブック刊行後に見出された。府内で知られている産地はわずかに1か所であり、全国的にも稀少なものである。 |
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形態 | 山地の樹林下や林縁にはえる大形の腐性ラン。オニノヤガラと同様にナラタケ菌と共生するといわれる。塊根は楕円形で、長さ10cm。茎は円柱状で直立し、高さ40~80cm。花は7~8月、長さ10~30cmの穂状に付く。花はほとんど純白。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)204 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、造成工事、面白半分の抜き取りや花茎採集。 |
必要な保全対策 | 栽培はほとんど不可能であり、現地の生態系を保存するしか方法がない。 |
改訂の理由 | 府内新産による。府内の確定産地はわずかに1か所。個体数は5以下で、2014年度は開花個体が見られなかった。 |
その他 | 日本固有品種 |
執筆者 澤田徹、光田重幸