種子植物
種子植物 キク科
種子植物 キク科
オオモミジガサ
Miricacalia makinoana (Yatabe) Kitam.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 準絶滅危惧種 |
選定理由 | 特異的に日本海側に分布する例の一つとして、学術的な価値が高い。 |
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形態 | モミジガサ属の近縁属(単型属)だが、総苞の基に短い鱗片が1列に付くこと、果実には嘴状の部分があることで異なる。ヤブレガサ類では子葉は1枚だが、本属では2枚。 ◎参照 日本植物図鑑 草本Ⅰ(保育社)No. 112、日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)181、京都植物23(3): 6. |
分布 | 本州(福島県以西)、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採、シカの食害。 |
必要な保全対策 | 生息地をあらかじめ周辺住人に通知し、森林伐採時には特段の注意を払う。 |
改訂の理由 | 調査不充分であるが、個体数の減少にはシカの食害が関わっている可能性がある。 |
特記事項 | 日本固有種で、主として太平洋側の山中にあるといわれていたものが、府内の北部地域で見つかり、兵庫県の氷ノ山にも生育することが知られている。 |
その他 | 日本固有種 2002年版レッドデータブック掲載の「トサモミジガサ」にあたるタイプは府内に知られていないため削除した。 |
執筆者 高木俊夫、光田重幸