種子植物
種子植物 オオバコ科
種子植物 オオバコ科
トウテイラン
Veronica ornata Monjuschko, Pseudolysimachion ornatum (Monjuschko) Holub
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
選定理由 | 日本海側の海岸は人為的な破壊が進み、生育地や個体数が減少し続けている。 |
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形態 | 海岸にはえる多年草。草丈20~60cmで葉を対生するが、冬季は根生葉に近い状態で越冬する。茎葉には白毛があり、夏に藍青色の花を穂状に付ける。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)108、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)140 |
分布 | 京都府、兵庫県、鳥取県の日本海側の海岸、隠岐島。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域。 |
生存に対する脅威 | 海岸開発、砂防造林工事、園芸用採集。 |
必要な保全対策 | 工事に先立って保全策を考える。園芸用採集の禁止。 |
改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。国内での分布は局所的であり、京都府はその東限にあたる。大陸に近縁種がある学術上の貴重種でもある。 |
特記事項 | 種子からの育成はかなり容易である。生育地の開発が予定されており、憂慮される。箱石浜では、枯れマツの除去でハイネズといっしょに広範囲に破壊されている。行政や関係者の指導を、切に望む。琴引浜は激減して数本あるのみ。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 高木俊夫、赤松富子