種子植物
種子植物 アカネ科
種子植物 アカネ科
サツマイナモリ(キダチイナモリソウ)
Ophiorrhiza japonica Blume
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 湿気の多い木陰に見られる。日本海側での分布東端に当たるもので、学術上重要である。 |
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形態 | 林内にはえる高さ10~25cmの小低木。茎には汚褐色の曲がった細毛がある。葉は対生し、卵形から長楕円状披針形、長さ2~5cmで鋭尖頭。茎の頂端に白花を7~20個付ける。花冠は漏斗形で先は5裂し、長さ1~1.5cm。雄しべ5個は花冠から突き出ない。果実は扁平で倒三角形、多数の小さい種子が入る。花期は12~5月。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)48、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)105 |
分布 | 本州(太平洋側は千葉県以西。日本海側は京都府以西)、四国、九州、南西諸島。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域。 |
生存に対する脅威 | 周辺を含む森林伐採などによる湿度の低下、園芸採集。 |
必要な保全対策 | 高湿度環境を維持することが重要。 |
改訂の理由 | 学術上の重要さを重視して、ランクを上げた。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 高木俊夫、光田重幸