種子植物
種子植物 ナデシコ科
種子植物 ナデシコ科
ハマナデシコ
Dianthus japonicus Thunb.
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 主要な生育地は太平洋側であり、日本海側に分布するものは個体数も少なく、学術的な価値が高い。日本海側の多くの県でも高いランクで指定されている。 |
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形態 | 海岸の岩場や砂浜にはえる多年草。高さ20~50cmになる。葉は厚くて光沢があり、長さ5~8cm、幅1~2.5cmの卵形から長楕円形で、ふちに少し毛がある。花は茎頂に集まって付き、紅紫色で直径約1.5cm。萼筒は長さ1.5~2cmで、苞は3対。花期は7~10月。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)41、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)256 |
分布 | 本州、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域。 |
生存に対する脅威 | 園芸採集、護岸工事。 |
必要な保全対策 | 学術上貴重なものであることの周知。 |
改訂の理由 | 園芸採集や護岸工事で、生存が危うくなっている。 |
その他 | 日本固有種 2002 年版レッドデータブック記載の「フジナデシコ」の名前は、現在使用されていない。 |
執筆者 山本義則、赤松富子