種子植物種子植物 カヤツリグサ科
ヒロハノオオタマツリスゲ
Carex filipes Franch. et Sav. var. arakiana (Ohwi) Ohwi, Carex filipes Franch. et Sav. subsp. arakiana (Ohwi) T. Koyama
| 京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
|---|---|
| 2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
| 選定理由 | 多雪地帯の山地に限って生育し、個体数も少ない。タイプ標本の産地は大江山。 |
|---|---|
| 形態 | 丘陵地や山地の林内に生育する多年草。葉は深緑色で幅6～12mm、基部の鞘は赤紫色を帯びる。雌鱗片は淡緑色、ときに赤褐色を帯びることがある。柱頭は三岐。 ◎参照 原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ（保育社）292 |
| 分布 | 本州（日本海側：山陰、近畿、中部）。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域。 |
| 生存に対する脅威 | 山地の開発、林道の拡幅や新設。 |
| 必要な保全対策 | 山地開発、林道の拡幅や新設に先立つ詳細な生物調査が必要である。とくに京都府（大江山）をタイプ産地とする本種の保全は重要であり、府の責務でもある。 |
| 改訂の理由 | 2002年以降の調査で、まったく確認できなかった。シカの食害もあるのかもしれない（調査不充分）。 |
執筆者 津軽俊介、光田重幸
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