種子植物
種子植物 イネ科
種子植物 イネ科
アイアシ
Phacelurus latifolius (Steud.) Ohwi
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 浜詰、西大浦、網野などの産地が記録されている。これらの産地は今では絶滅または現状不明の状態である。近年冠島で群生地が発見された。 |
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形態 | 汽水域の河口や塩性湿地にはえる多年草。根茎は地中を這い、群生する。茎は高さ1~1.9m、葉は長さ20~40cm、幅1~3cm。葉の中央脈が白く、葉舌や葉縁に毛がほとんどない。花は6~8月に咲く。小穂は硬く、軸に密着して付く。葉はアシとやや似ているが、花穂はまったく異なる。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)90、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)375、日本イネ科植物図譜(平凡社)728 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸、アムール。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域の沿岸および離島の海岸湿地。 |
生存に対する脅威 | 海岸や湿地の観光開発。海岸沿いの道路拡幅や新設、駐車場の新設。 |
必要な保全対策 | 海岸や湿地の開発、道路の拡幅や敷設に先立つ詳細な生物調査が必要である。 |
執筆者 津軽俊介、光田重幸