種子植物
種子植物 イネ科
種子植物 イネ科
ウシノシッペイ
Hemarthria sibirica (Gandog.) Ohwi
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | かつて京都府内至る所で見られたが、近年激減し、めったに見られなくなった。 |
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形態 | 低地の河川敷や堤防などにはえる多年草。湿地にもやや乾燥するところにも見られる。根茎は短く、ほとんど基部から直立する茎を出す。茎は高さ60~100cmになる。葉は長さ10~25cm、幅5~8mm。葉舌は目立たず、短毛が並ぶ。花期は7~9月、花序は長さ5~8cm、節ごとに有柄の小穂と無柄の小穂が対になって付き、花軸に圧着して棒状になる。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)90、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)374、日本イネ科植物図譜(平凡社) 730 |
分布 | 本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸、シベリア。 ◎府内の分布記録区域 全地域。 |
生存に対する脅威 | 湿地開発、農道の拡幅や新設、溜池の埋め立ておよび改修、堤防改修。 |
必要な保全対策 | 諸開発に先立つ詳細な生物調査が必要である。そのうえで、開発の適否を判断すべきである。 |
執筆者 津軽俊介、光田重幸