種子植物種子植物 イネ科
ムツオレグサ（ミノゴメ）
Glyceria acutiflora Torr. subsp. japonica (Steud.) T. Koyama et Kawano, Glyceria acutiflora Torr.
| 京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
|---|---|
| 2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
| 選定理由 | かつては府内で広く見られたものが近年激減、ややまれにしか見ることができなくなった。 |
|---|---|
| 形態 | 比較的自然度の高い湿田、休耕田、用水路、溜池畔にはえる多年草。茎は基部では横に這い、春先の花期が近づくと直立して、高さ20～70cmになり、基部に斜上する新芽を付ける。葉は薄く線形で長さ10～30cm、幅3～6mm。葉舌は長さ3～7mmあって披針状三角形で鋭頭、白色膜質で欠損しやすい。小穂は花序中軸に嵌め込み状に密着するために、円錐花序は線形に見える。 ◎参照 原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ（保育社）324、日本の野生植物 草本Ⅰ（平凡社）110、日本イネ科植物図譜（平凡社）208 |
| 分布 | 本州、四国、九州、沖縄県、朝鮮半島、中国大陸、北アメリカ。 ◎府内の分布記録区域 全地域。 |
| 生存に対する脅威 | 湿地開発、圃場整備、除草剤の使用。 |
| 必要な保全対策 | 湿地開発や圃場整備に先立つ詳細な生物調査が必要である。 |
執筆者 津軽俊介、松岡成久
.gif)