種子植物
種子植物 サルトリイバラ科
種子植物 サルトリイバラ科
マルバサンキライ
Smilax stans Maxim., Smilax vaginata Decne. var. stans (Maxim.) T. Koyama
京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 準絶滅危惧種 |
選定理由 | 府内では自生地はわずかで、個体数(株数)も少ない。 |
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形態 | 山地にはえる蔓性半低木。茎は高さ30~50cm。稜角があってとげはない。葉は広卵形、長さ4~7cm。基部は丸く、裏面は白色を帯び、巻きひげはない。散形花序は2~5花付いて、5~6月に開く。花被片は長楕円形で長さ4mm。液果は球形、黒色。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)50、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)96 |
分布 | 本州、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域(現状不明)、南丹地域。 |
生存に対する脅威 | 森林開発、土地造成、道路工事など。 |
必要な保全対策 | 工事に先立って、生物調査を綿密にする。 |
特記事項 | 代表的な石灰岩植物の一つで、自生する多くの府県で絶滅寸前種に指定されている。 |
その他 | 日本固有種 |
執筆者 田中徹