種子植物
種子植物 キキョウ科
種子植物 キキョウ科
キキョウ
Platycodon grandiflorus (Jacq.) A. DC.
京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
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2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU) |
近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
選定理由 | 山野の草地にはえる多年草で、近年個体数が激減しほとんど見られなくなった。 |
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形態 | 茎は高さ50~100cm、葉は互生、裏面は白色を帯びる。8~9月、茎の先が分枝して青紫色の花を1~数個付ける。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)149、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)91 |
分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸東北部、ウスリー。 ◎府内の分布記録区域 記録は全域にあるが、丹後半島や府最南部の草地を中心に少し残っている。 |
生存に対する脅威 | 園芸用、薬用の採集、草地植生の遷移。 |
必要な保全対策 | 野生品は稀少であることを周知すること、遷移の進行は抑えがたいので、種子から保存を試みることも検討する段階である。 |
改訂の理由 | 山間部の耕作地や周辺の管理が放棄され、絶滅するところが多くなっている。 |
特記事項 | 花材として栽培され、寺の庭などにもよく植えられる。 |
執筆者 高木俊夫、光田重幸